
以前、素晴らしい材料が手に入って寝せていた。
幅500mm以上で厚みが60mmの緋桂だ。
能面であれば四面は取れる。
ほれぼれする材料である、これほどの材はもう
手に入らないだろう。
昨年この材に取り組もうと考えた、龍のレリーフだ。
まずは小さな材での試作。
日本ではあまり見ない翼のある龍を、と考えた。
試行錯誤の繰り返しで、下書きから彫りまで随分
時間がかかってしまった。
スタートは昨年6月頃だった。
仕事の合間で、しかも気の向いた時だけだったから。
来年は辰年でもあるし、なんとか今年中に完成させたい。
画像は厚さ34mmの胡桃の樹での試作品。
だいぶ前に本ブログに彫りかけの龍をUPしたが、あれは
結局諸事情で断念している。
スポンサーサイト
- 2023/03/24(金) 15:51:49|
- 龍
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0

たまに「見学したいのですが。」と言う方々がいる。
これには大変困ってしまう。
ここには展示室はないからだ。
作ったものは全て箱に入れ積み上げている。
出張の際、すぐ用意ができるし、ホコリもかぶらない。
しかし、展示室を造りたい気持ちはある。
いつかは造ろうと考えてはいるのだが、長い時間が通り過ぎた。
小さいながら、2~3坪の建築材は用意しているが気持ちの余裕
と体力の衰えが更に躊躇させているのが現状か。
結局、見学はいつも丁重にお断りしています。
まぁイメージダウンが怖いというのもあるのかもしれない。
画像はココナッツ。
道具は細い切り出しと1分の平鑿の二つ。
34年前のもの。
- 2021/10/10(日) 09:04:02|
- 創作
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0


アフリカンパドック、それなりに硬い樹。
大変癖のある樹だ。
カエルと亀、共に親子でというご注文。
赤のカラーセラピーは、生命力、経済力、行動力、情熱など
熱く前向きな効果があると言われていそうだし、
風水の中でも最も力が強い色。
竜宮城から梵鐘(ぼんしょう)持ち帰った赤い亀の伝説もある。
それで選んだ赤っぽいアフリカンパドック。
(時間経過と共に黒ずんで赤黒くなってくる樹ですが。)
しかしこれが考えていたより相当時間を要してしまった。
共に横長さは約5cmという小ささと、この樹の癖に泣かされた。
彫刻刀を切らしても細かな部分は欠け飛ぶし、樹の目は入り組んでるし
彫って研いでの繰り返し。
大変勉強になった訳ですが・・・・・・・。
- 2021/04/05(月) 09:42:09|
- カエル
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
.jpg)
昨夜広島県福山市から帰宅。
いつも遠くから来て下さる○○さん、もっとお話しをしたかった○○さん、
ご注文をして下さる○○さん、貴重なお話しを聞かせていただいた○○さん、
年々訪れるお客様は減っているように感じますが、今回も新たな出会いも
ございました。
ご来場の皆様本当にありがとうございました。
毎年この時期には初雪も終えているのですが今年はまだのようでホッとした
帰宅となりました。
画像はおたまじゃくし入りカエルの容器。材 ハル楡の埋もれ木。
- 2018/11/14(水) 12:34:59|
- カエル
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0

帰宅後、家のことや家族のことや仕事のことで起伏が激しい。
そしてまた出張が続く。
◆茨城県 10月11日~17日 水戸京成百貨店 6Fリビング催事コーナー
◆広島県 11月6日~12日 天満屋福山百貨店 北海道物産展内
後期のみ
いろんな地域に行ってもホテルと百貨店の往復のみで自由時間は早朝
と夜のみ。何度も行った所でも小さなエリアのことしか知らない。
余裕を持とうと仕事前後に観光したこともあるが仕事前はどうにも落ち着かない。
仕事後も身体が鉛のようになっていて見聞が身に入らない。
結果自宅が一番ということになります。
家守(守宮とも書くらしい)→ヤモリの置物。
黒檀、横約10㎝。
- 2018/09/29(土) 10:58:44|
- カエル
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0