

私は7種類以上の木材を使用していますが、過去一番多く使ってきたのは槐(えんじゅ)の木だろうか。全国に自生しているようでありますが、北海道のいぬえんじゅと本州の本えんじゅの違いを一言。 東京、浅草寺の御神木である槐の皮は北海道のものと全く違いました。葉の大きさもずいぶん小さなものでした。下の写真はようやっと5回越冬した我が家の本えんじゅです。(御神木の種からの)上のいぬえんじゅと比べると本えんじゅの葉の大きさは一番長い葉で26mm、いぬえんじゅだと51mmと倍くらいの違いがあります。色もいぬえんじゅのほうが濃い緑です。 槐の木は一般に硬質な木材ですが、異常に柔らかいものを扱ったことがあります。全ての木に言えると思うのですが、同じ木材でも年齢、自生場所、根に近いか離れているかで
常識をくつがえす時があると思われます。 ちなみに槐には、縞えんじゅとか虎えんじゅとか言われる白い縞が入ったものが極まれにありますが、私は一部に赤い縞、緑の縞が入ったものを扱ったことが一度ずつあります。あっ、そうだ、槐の木をチェ=ンソーで切断していた時に節の穴から珍しいかえるが飛び出し、びっくりして自分の足も切断しそうになった時があったなぁ・・・・・・・・・・・・・
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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2010/06/18(金) 13:49:15|
- 樹
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