
先日の12月5日、大事な用があったので石狩川河口の知人宅に家族で出かけた時のことであった。
朝9:00前、ここ千歳は天気も良く道路もアスファルトが出ていてごきげんの出発でありました。北広島を過ぎてから雪がちらほら、道路も圧雪の部分が出て来て石狩は天気が悪そうだな~と思い始めておりました。
この時、暴風警報が発令されているとは全く知らず目的地に向かっていて、江別に入ると風が次第に強くなり、江別大橋渡上、それは猛吹雪に変わりスモールライトからヘッドライトにしての減速運転となりました。
そのまま当別に向かう道路は緊張運転となりましたが他の車もあり、視界も50メートル~100mはありましたので普段より少し時間がかかったなぁという感じでありました。
しかし当別から石狩八幡に出る道路に入ってからは日本海からの風が荒れ狂い、それはそれはものすごい吹雪となり視界が極端に悪くなっていました。
時折雪のカーテンがフロントガラスに張り付いたように全く見えなくなり、最大速のワイパーは付着した雪が氷となり3倍の太さに変わっていました。道は狭くカーブの多いローカル線でもあり、後続車、対向車のことを考えると止まることもUターンも出来ず、ハザードを点滅させながら低速で進むしかありませんでした。
緊張が恐怖に変わりましたが、転々と立つ道路幅指示塔と、比較的に長く続く黒っぽい防風壁が視界に入ってくるので、それらで前を見るより横を見ながら走る位置を修正する運転となりました。
リアウインドは全く見えなくなり、バックミラーも張り付いた氷でほとんど利用不可、風が当たる左側のヘッドライトも雪と氷のためかダウン。沈黙の車内となりました。
転々とある農家の家に入ろうかとも思いましたが、入る私道が雪で埋まって側溝が怖く、それもならずでありました。何十秒か視界が少し広がった時アクセルを踏むという這うような前進であり、4回位でしたが真っ白の中、いきなり直ぐ近くに現れる対向車のヘッドライトに胃は締め付けられ、まいりました。
この道路は熟知していましたので半分を過ぎたあたりから、沈黙の車内を破るために「後少し!」、「大丈夫!」
と家族と自分に言いつつ長く感じる時間をハンドルに集中しました。
なんとか無事に目的地に到着し、4時間ほど風が弱くなるまで休ませていただきました。
帰りは札幌方面は通行止めとなっており来た道を戻った訳ですが、道路から落ちたままの車がありました。
その同じ道は嘘のように視界は広がっていましたが路面は北広島を過ぎるまでテカテカのアイスバーン。
結局行きも帰りも通常の倍の時間を要してしまいました。
やはり冬道恐るべしであります。
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- 2011/12/09(金) 10:03:17|
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