
樹の断面(木口)を見ると、中心の心材から外側の皮を見ると
心材、辺材、皮の3色がある。
皮の隣りの心材を守るように包んでいるのが辺材部分。
この部分が根から水分や養分を吸い上げている成長の要の部分。
色が心材とほぼ同じという樹もあるが、大体色が変わる。
槐の辺材は黄色で心材は濃茶、一位(北海道ではオンコ)や桂は
白とオレンジ色、胡桃は白と茶。等々
この色違いのコントラストを利用してまるで意図的に染めたような
良作を見たことがあります。
辺材部分は硬さに関係なく彫りずらい印象がありますし、乾燥する
と”もろく”なりやすいものが多いのですが、辺材が分厚い材に出会
ったら是非挑戦したく思っています。
例えば手袋をはめたモモンガを作るとしたら、手袋の所のみ辺材
部分でという感じです。
画像は片耳とお尻半分が辺材。(黒檀)
上手く利用したものではないのですが、それなりに面白いかと。
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- 2022/02/12(土) 16:29:21|
- うさぎ
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